
実習2日目、急に指導者から『ちょっとこの動作見て、気づいたこと言って』と振られて、頭が真っ白になりました。メモも取れなくて…

実習は『予定通り』がむしろ少ない現場だから、突発的な場面は誰にでも起きる。実は、パニックになりやすい学生とそうでない学生の差は、能力より『備え』にあることが多いんだ。
プチパニックの正体は「想定外」への弱さ
実習中の小さなパニックは、多くが「準備していなかった場面」に遭遇した時に起きます。逆に言えば、起こりうる場面をあらかじめ想定し、道具や心構えを準備しておくことで、かなりの部分は防げます。
持ち物編:これがあると落ち着ける5つ
1. すぐ開けるメモ帳とペン
ポケットに入れっぱなしで、片手でサッと開けるサイズが理想です。急に「気づいたこと言って」と振られた時、メモを取りながら考える動作自体が、頭を整理する助けになります。
2. ミニ解剖・筋肉の早見表
分厚い教科書は持ち歩けませんが、ポケットサイズの早見表があれば、休憩中に素早く確認できます。「調べる姿勢」を見せられること自体にも意味があります。
3. 時計
実習中のスマホ使用は多くの施設でNGのため、時間管理には時計が役立ちます。
ただし腕時計は患者さんを傷つける恐れがあるため、実習先によっては着用が禁止されている場合があります。事前に確認しておくと安心です。
4. 予備の靴下・タオル・常備薬
汗をかく、靴下が汚れる、体調が崩れるなど、身体面のトラブルは集中力を奪います。物理的な不快感を減らしておくことは、メンタルの安定に直結します。
5. 質問・疑問メモ用の付箋
その場で聞けなかった疑問をすぐ書き留められるものを。あとでデイリーノートを書く時の材料にもなります。
心の準備編:振られた時の型を持っておく
「気づいたこと言って」のような突発的な指名に対しては、答えの中身より答え方の型を先に決めておくと落ち着けます。
型:「事実→気づいたこと→確認」
「立脚期に体幹が右に傾いているように見えました。中殿筋の筋力低下の可能性を考えたのですが、他に注目すべき点はありますでしょうか」
完璧な答えを探すのではなく、「見たこと」を一つ言い切ることを目標にしましょう。分からない時は「まだ分かりませんが、〇〇に注目していました」と、視点だけでも伝えれば十分です。
「分からない」を先に言っておく効果
初日や序盤に、「分からないことは正直にお伝えします。よろしくお願いいたします。」と一言伝えておくと、突発的な場面でも指導者は驚かず、フォローしやすくなります。事前の一言が、いざという時のセーフティネットになります。
まとめ
- 実習中の突発的な指名によるパニックは、能力よりも「事前の備え」の差によって起こりやすさが変わります。
- 持ち物として、メモ帳・ミニ解剖早見表・時計・予備の靴下やタオル・質問メモ用付箋の5つが心の余裕につながります。
- 突発的な指名には「事実→気づいたこと→確認」という答え方の型を事前に決めておくことが有効です。
- 完璧な答えを探すより、「見たこと」を一つ言い切ることを目標にすると落ち着きやすくなります。
- 分からない時は「まだ分かりませんが、〇〇に注目していました」と視点だけでも伝えれば十分です。
- 初日や序盤に「分からないことは正直に伝えます」と一言添えておくことが、いざという時のセーフティネットになります。
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最後に(免責)
本記事は、理学療法士としての臨床経験および実習指導経験をもとに、実習中の突発的な場面への備え方に関する一般的な視点を整理したものです。
実際に必要な持ち物や対応方法は、実習先の方針や指導者の考え方によって異なりますので、詳細は必ず指導者・養成校へご確認ください。
なお、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、当方では責任を負いかねますことをご了承ください。
理学療法士 ユウセイでした。

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