息をすると脇腹が痛いのはなぜ?|考えられる原因と対策をやさしく解説

一般の方向け
ハナさん
ハナさん

ふぅ〜

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

どうしました!?

ハナさん
ハナさん

息を吸い込む時に脇腹が痛くて

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

えぇ、大変!

「急に息を吸い込んだときに脇腹が痛くなった…」
「我慢できるけど、なんとなく脇腹がズーンとつらい…」

そんな経験をしたことはありませんか?

リハビリの現場でも、こうしたご相談を受けることは少なくありません。
実は筆者自身も、似たような痛みを感じた経験があり、そのつらさにはとても共感できます。

呼吸は毎日、無意識に行っている大切な動作です。
だからこそ、息を吸うたびに痛みがあると、体だけでなく気持ちの面でもしんどくなってしまいますよね。

今回は、呼吸にともなって脇腹に痛みが出る仕組みと、
自宅でできるケアの考え方について、理学療法士の視点からわかりやすくお伝えします。

脇腹が痛くなるのはなぜ?考えられる原因と体への影響

息を吸い込んだときに脇腹が痛む原因のひとつとして、姿勢や筋肉のこわばりが関係している場合があります。

その中でも、胸の前側にある「小胸筋(しょうきょうきん)」という筋肉が影響しているケースがあります。

小胸筋は肩や肋骨の動きに関わる筋肉です。

この筋肉が姿勢のクセや緊張などによって硬くなると、周囲の血流や動きに影響を与えることがあります。
小胸筋の近くには、脇の下を通る比較的太い血管(腋窩動脈)や周囲組織があります。
筋肉のこわばりが強くなることで、それらの組織の動きにも影響を与えることがあります。

その結果として、脇腹付近に違和感や痛みとして感じる可能性があります。

あくまで一例ではありますが、
筋肉の緊張や姿勢の影響によって、呼吸時の痛みが出るケースもあるということを知っておくことが大切です。

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

ケアをご紹介する前に!

これからご紹介するケアは、筋肉のこわばりや姿勢など、筋肉に原因がある場合を想定した内容です。

息苦しさや痛みが強い場合、また症状が長く続く場合には、思わぬ病気が隠れていることもあります。
そのようなときは、決して我慢せずに、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

トレーニングを行う際は、無理のない範囲で、ご自身の体のサインを大切にしながら、安全に取り組んでくださいね。

脇腹の痛みをやわらげるためにできること

ここでは、右の脇腹に症状が出ている場合を例にお話しします。

① 腕を使ったやさしい動き

まずは、右腕を左手で支えながら、
ゆっくりと上げ下げしてみましょう。

この動きで痛みや違和感がやわらぐようであれば、無理のない範囲で繰り返して行ってみてください。

② 小胸筋まわりへのアプローチ

もし腕の動きだけでは変化を感じにくい場合、小胸筋そのものに触れていく方法もあります。

小胸筋は、鎖骨の下にある少し出っ張った骨の下あたりから、肋骨に向かって走っています。
そのため、出っ張った骨の下あたりに触れることで、小胸筋を触知しやすい位置の目安になることが多いです。

姿勢は、猫背にならない高さの椅子に座りましょう。

先ほどの出っ張った骨の下辺りに軽く手を当てながら、体をみぞおちから右方向へ、ゆっくりとひねっていきます。

このとき、「気持ちよく伸びるところ」で止めることが大切です。
強くひねりすぎると刺激が強くなり、かえって筋肉が緊張してしまうことがあります。

無理のない範囲で、ひねる → 正面に戻る、を数回繰り返してみてください。
筋肉のこわばりが原因の場合、この動きで呼吸が少し楽に感じられることがあります。

まとめ

今回は、呼吸にともなって脇腹に痛みが出る仕組みと、自宅でできるケアの考え方についてご紹介しました。

① 呼吸時の脇腹の痛みには、姿勢や筋肉のこわばりが関係している場合があります。
② 小胸筋の硬さが周囲の組織へ影響し、違和感や痛みにつながることがあります。
③ 痛みが強い場合や長引く場合は、医療機関への相談が大切です。
④ 腕の運動や小胸筋周囲へのケアで改善するケースもあります。

無理をせず、ご自身の体調に合わせて取り組んでいきましょう。

🍀 最近体の痛みが気になるあなたへ

手首や指の痛み、放っておいていませんか?
「特別なことはしていないのに痛い」には、多くの場合理由があります。
理学療法士が実体験をもとに解説する、腱鞘炎の知識とセルフケアの決定版。
自己チェックテストからNG行動まで、今日からすぐに実践できる内容が満載です。

理学療法士が執筆

腱鞘炎かも…そう感じたあなたへ

知っておきたい知識とケア

ストアを見る →

クリックするとストアページへ移動します

「座っているだけなのに、なんで腰が痛いんだろう…」

重い物を持ったわけでもないのに、気づいたら腰が重だるい。立ち上がる瞬間に腰が伸びない。実はその原因、毎日使っている椅子と座り方にあるかもしれません。

この資料では、座り仕事による腰痛の原因から、椅子の調整法、やりがちなNG姿勢までわかりやすく解説。高い椅子を買わなくても、タオル1枚で今日から変えられる方法もご紹介しています。

「腰が痛い=腰が悪い」ではありません。まずはこの記事を読んで、腰が楽になる第一歩を踏み出してみてください。

理学療法士が執筆

その腰痛もしかしたら…椅子と座り方が原因かもしれません

知っておきたい知識とケア

ストアを見る →

クリックするとストアページへ移動します

🔗 関連記事はこちらもおすすめです

首が反れない原因とは?自宅でできる改善方法を理学療法士が解説
首や肋骨まわりの可動性の低下は、呼吸時の姿勢や筋肉の使い方にも影響します。この記事では、頸部の可動性とセルフケアのポイントをわかりやすく解説しています。

体が硬い…そのままで大丈夫?理学療法士がリスクと対策を解説
筋肉や関節が硬くなることで、呼吸動作に制限が出ることもあります。体の柔軟性を見直すことで、痛みの軽減につながる可能性があります。

以下の記事は少し専門的な内容ですが、参考になるかもしれません。

息苦しさの原因は筋肉にあり?理学療法士が注目する呼吸筋を解説【CASE21】
呼吸に関わる筋肉(横隔膜や肋間筋)の緊張やアンバランスが、脇腹の痛みや息苦しさにつながることがあります。呼吸筋の評価とアプローチの視点を詳しく解説しています。

最後に(免責)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を参考にされる際は、決して無理をせず、痛みのない範囲で取り入れていただければ幸いです。

なお、疾患・既往歴・身体的な特徴は一人ひとり異なります。
そのため、本記事の内容がすべての方にとって効果的であるとは限らず、改善や予防を保証するものではありません。

また、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、当方では責任を負いかねますことをご了承ください。

それらを踏まえたうえで、ご自身の判断で無理のない範囲で活用していただければと思います。

以上、理学療法士 ユウセイでした。

noteでは、臨床での学びや日常で感じたことも発信しています。ぜひ気軽にご覧ください。

👉 noteで記事を見る

Instagramで最新記事のお知らせをしています!是非フォローをよろしくお願いします。

📸 Instagramをフォローする

コメント