こんにちは、ユウセイです。
理学療法士として、病院・施設・在宅と関わりを持ち、経験も10年以上になりました。
今は理学療法士としての治療と、考え方を日々発信しています!

寝てる時に、膝を伸ばすと、腰が痛いんだ
なんでだろう?

今回は腰痛、しかも寝ているときに、出てますね

そうだね!
なぜ腰痛が、出ているのか、確認していこう!
睡眠は人にとって、非常に重要な行為です。
睡眠が妨げられると、倦怠感・集中力低下、幸福度の低下、様々な影響があります。
今回は寝ている時に、膝を伸ばすと、腰痛が出てしまうケースに対しての、対応を詳しく解説します。
腰痛の部分、範囲を確認する
おへその位置を確認する
腹横筋へのトレーニング
腰痛の部分、範囲を確認する
タケシさんの既往歴
脳出血の既往あり右麻痺
ブルンストロームステージ 上肢Ⅴ 下肢Ⅳ 手指V

腰痛は右側腰部に、生じています。
膝を伸ばす際に、両下肢が左側に偏ります。

おへその位置を見る

おへそを確認すると、左側に偏っています。
赤ちゃんが、母親の中にいる時は、赤ちゃんの白線の、臍部に空いた穴から、へその緒が飛び出す形で、母親とつながっています。
赤ちゃんの、白線の臍部に、空いた穴のことは臍輪と、呼ばれており、産まれた後にへその緒を切ることで、臍輪は塞がっていき、見慣れたおへそになっていきます。
おへその位置は、白線上にあるため、腹横筋・腹斜筋の筋緊張に、左右差が生じると、白線を引き付ける力に、差が生じます。
差の生じ方として、筋緊張の高い腹斜筋・腹横筋側に、白線が引きつけられ、白線上に位置している、おへその位置が、片側に偏位してしまうことがあります。
内腹斜筋
起始:胸腰筋膜(深層),腸骨稜(中間線),上前腸骨棘
停止:第10-12肋骨(下縁),白線(前・後層)
作用:片側:体幹を同側に曲げる,体幹を回旋させる 両側:体幹の屈曲,腹圧を高める,骨盤の固定
腹横筋
起始:第7-12肋軟骨(内側面),胸腰筋膜(深層),腸骨稜,上前腸骨棘(内唇),腸腰筋膜
停止:白線,恥骨稜
片側:体幹を同側に曲げる両側:腹圧を高める
1)Anne M.Gilroy・Brian R.MacPherson・Jamie C.Wikenheiser.プロメテウス解剖学,坂井建雄(監訳),医歯薬出版,2012,148-149

偏っている側の腹斜筋・腹横筋の、筋緊張は高く、反対側に位置する腹斜筋・腹横筋の、緊張が低いと考えます。
おへそを確認する際には、見られるのが嫌という方も、おられますので、その場合は服の上から、患者さんに触ってもらいましょう。
おへそが左側に偏っている
腹横筋・腹斜筋の緊張が高い方に偏位しやすい
腹斜筋・腹横筋へのトレーニング
左腹斜筋・腹横筋の筋緊張が高く、仰臥位で膝を伸ばした際に、両下肢が左側に偏位しました。
両下肢が左側に偏位する為、右腰部が過度に伸張され、疼痛が生じたと考えられます。
その為右腹横筋の、活動を高めて、両下肢を伸展する際の、左側への偏位を改善していきます。
右側臥位で、右側腹部を持ち上げるようにして、右側の腹斜筋・腹横筋を、活動させます。
今回の場合、麻痺側を下にしますので、疼痛が生じないか、肩が下敷きになっていないか、注意しながら行いました。

この訓練により、反対側の左腹斜筋・腹横筋を、伸張して緊張を緩和しつつ、おへその位置を、正中位に修正しました。
その後膝を伸ばすと、疼痛の訴えなく、動作が行えました。
低緊張側の腹横筋・腹斜筋を鍛える
おへそが正中位になったか確認する
まとめ

今回はおへそから腹部の筋緊張を判断し、整える事で、膝の疼痛を軽減したケースを、詳しく解説しました。
治療の手順としては以下の通りになります。
腰痛の部分、範囲を確認する
おへその位置を確認する
腹横筋へのトレーニング
評価、治療はシンプルですが、筆者の経験上役立つ知識の為、ご紹介しました。
体幹部の筋緊張は崩れやすく、服で隠れている分、見逃しやすい部分だと感じます。
そのため1つでも、指標を持っておくと臨床で役立ちますよ。
おすすめ書籍
今回の訓練を用いるあたり、必要になるのが筋肉の起始・停止の知識と、収縮作用の理解になります。
今回は腹横筋が、白線に付着していることが、解剖学で学べていたので、治療に応用することが出来ました。
解剖学を知っておくことによって、評価と治療を結びつけやすくなると、筆者は考えています。
そこでおすすめしたい著書がありますのでご紹介致します。
非常にイラストが綺麗で、内容も細かいため、解剖学を勉強したい方におすすめです。
勉強していれば、何気なく相手の体に触っていても、ふとした気づきで、治療の糸口を見つけられるかもしれません。
是非まだ見たことがない方は、手にとって頂けたらなと考えます。
最後に
この記事を参考にされる際は、目の前の患者さんに、紹介した評価・治療が適応できるか、判断して頂いたうえで、使用して頂ければ幸いです。
患者さん一人一人、疾患、既往歴、身体的特徴等異なります。
そのため、今回ご紹介した治療は、万人に対して、再現性を担保できるものではありません。
それらを踏まえた上で、参考にして頂ければ幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
以上、ユウセイでした。

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