お風呂に入りたい!足が上がらない・またげないときの原因とケア

一般の方向け
タケシさん
タケシさん

寒くなってきたなぁ…

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

そうですね。もうすぐ冬ですね

タケシさん
タケシさん

最近風呂が跨げなくなってきたんだ…

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

それは大変ですね!

お風呂に入りたいけれど、浴槽をまたぐのがつらくなってきた…。
そんなお悩みを持つ方に関わることは少なくありません。

「前はできていたのに、だんだん大変になってきた」
こうした変化には、体からのサインが隠れていることがあります。

今回は、浴槽をまたぐのが難しくなる原因と、自宅でできるケアについて解説します。

※本記事は、手すりなど支えるものを使用した動作を想定しています

またげない原因は股関節だけじゃない?

浴槽に入るとき、多くの方は正面を向いて足をまたぐ動作を行います。

この動きが難しくなると、
「股関節が上がらなくなった」と考えがちです。

しかし実際には、猫背の影響を受けているケースが多くあります。

猫背になると、すでに股関節が曲がった状態になります。
その状態からさらに足を上げようとすると、筋肉がうまく働きません。

つまり股関節の筋肉がたるんだ状態で力を出しにくくなっています。

筋肉の働き方をイメージする(輪ゴムで考える)

筋肉の働きは輪ゴムに似ています。

軽く引っ張った状態からは、しっかり戻る力が出ます。
しかし、たるんだ状態では力を発揮しにくくなります。

猫背で足を上げる動作は、この「たるんだ状態」に近く、余計な力が必要になります。

動作を変えるだけで楽になることもある

根本的な改善ではありませんが、動作を変えることで楽になる場合があります。

浴槽を正面からまたぐのではなく、横向きで入る方法です。

横向きになることで
👉
・外に広げる筋肉(外転筋)も動作に参加
・足が上がりやすくなる
といった変化が起こります。

また、安全面を考えると手すりや支持物の使用は非常に有効です。

無理に頑張るより、環境を整えることも大切な対策です。

ではそれでも入れないといった方に対してのケアに移行していきましょう。

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

ケアをご紹介する前に!

今回ご紹介するケアは、体に強い痛みがない方、今まで手術を受けていない方(特に背骨、股関節)に対して提案をするものです。
特に股関節に人工関節などが入っている場合は、脱臼などのリスクもありますので、必ず医療機関の評価を受けてください。
また少しでも気になる症状がある場合は受診をおすすめいたします。

自宅でできるケア

まずは背筋を起こす練習からです。

肩甲骨を軽く寄せて胸を張ることで、体幹が起きやすくなります。
このとき腰を反らしすぎないように注意しましょう。

次に股関節の柔軟性です。

膝を抱えるときはまっすぐではなく、少し外に開くイメージで行うと動きやすくなります。

再度注意ですが、股関節の手術をしている方はこのストレッチが禁止の場合があります。
特に人工股関節の手術をしている方は脱臼のリスクがあります。行う場合はかならず医療機関に相談をしてください。

さらに横向きで足を開く運動を行うことで、お尻の筋肉を働かせることができます。

それでも難しい場合は、ふくらはぎの筋力もチェックします。
かかとを上げる練習を行うことで、片足で体を支える力がつき、またぎ動作が安定します。

無理のない範囲で試してみてください。

まとめ

今回は、浴槽をまたぐのが難しくなる原因と、自宅でできるケアについて解説しました。

またげなくなる原因は股関節だけではなく、猫背による姿勢の影響が大きく関係していることがあります。股関節の筋肉がたるんだ状態では力が出にくいため、まずは背筋を起こすことが重要です。

また、正面からまたぐのではなく横向きで入る動作に変えるだけで、楽になるケースも少なくありません。

ケアとしては以下の4点が有効です。

① 背筋を起こす練習(肩甲骨を寄せて胸を張る)
② 股関節を少し外に開いたストレッチ
③ 横向きで足を開く運動(お尻の筋肉を鍛える)
④ かかとを上げる練習(片足支持力の向上)

いずれも痛みのない範囲でゆっくり行うことが大切です。股関節の手術歴がある方は必ず医療機関に相談のうえ実施してください。

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最後に(免責)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を参考にされる際は、決して無理をせず、痛みのない範囲で取り入れていただければ幸いです。

なお、疾患・既往歴・身体的な特徴は一人ひとり異なります。
そのため、本記事の内容がすべての方にとって効果的であるとは限らず、改善や予防を保証するものではありません。

また、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、当方では責任を負いかねますことをご了承ください。

それらを踏まえたうえで、ご自身の判断で無理のない範囲で活用していただければと思います。

以上、理学療法士 ユウセイでした。

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