
実習が終わって最終評価ももらったんですが、正直『大変だった』という感想しか残っていなくて…次の実習にどう活かせばいいのか分かりません

実習直後は疲れもあって、感想止まりになるのは自然なこと。でも、そこで終わらせるか、もう一歩踏み込んで振り返るかで、次の実習の伸び方がまったく変わってくるよ
実習後の振り返りが感想で終わってしまうと、同じ課題を次の実習でも繰り返すことになります。「レポートが書けなかった」「質問できなかった」という結果だけを覚えていても、原因が言語化されていなければ、次も同じ壁にぶつかります。
実習直後は疲労と安堵で、客観的な振り返りがしにくい状態です。可能であれば、2〜3日空けて、最終評価やデイリーノートを見返しながら振り返る時間を作りましょう。感情が落ち着いた状態のほうが、事実ベースで自分を分析できます。
実践!振り返り3ステップ
ステップ1:できたこと・できなかったことを事実で書き出す
「レポートが書けなかった」ではなく、「統合と解釈の項目で、検査結果を羅列するだけになり、動作との関連づけができなかった」のように、具体的な場面まで掘り下げます。デイリーノートや最終評価のコメントを見返すと、具体化のヒントが見つかります。
ステップ2:「なぜ」を1段深掘りする
できなかったことに対して、「なぜできなかったのか」を1回だけ自問します。「関連づけができなかった」→「なぜ?」→「検査結果は覚えていたが、動作分析の視点と結びつける練習をしていなかったから」。ここまで来ると、次にやるべきことが見えてきます。
ステップ3:次の実習でやることを1つに絞る
反省点を全部一度に直そうとすると、結局何も変わりません。次の実習までに取り組むことを、あえて1つだけに絞りましょう。「動作分析と検査結果を結びつける練習をする」など、具体的で行動できる形にするのがポイントです。もし症例発表会などあれば、同期の症例発表や考えなどもとても参考になります。そこで教員からのアドバイスなども自分ごととして聞くと漠然と聞いているよりも思考の幅が広がりやすくなります。
指導者のコメントは「感情」と「内容」を分けて読む
最終評価に厳しいコメントがあった場合、まずは感情的な反応(落ち込み、反発)が出るのは自然なことです。ただし、振り返りの際は、そのコメントから感情を一度切り離し、指摘の内容だけを取り出す作業をしてみてください。「厳しく言われた」という記憶ではなく、「何を指摘されたか」という情報として扱うことで、次への行動につながります。
まとめ
- 感想止まりの振り返りは、同じ課題を繰り返す原因になる
- 振り返りは実習直後より数日後、事実ベースで行う
- 「事実→なぜ→次にやること1つ」の3ステップで振り返る
- 指摘は感情と内容を分けて、内容だけを次に活かす
📄 「統合と解釈が書けなかった」を次に持ち越さないために
検査結果と動作をどう結びつけるか——その思考の流れは、完成したレポートを一度たどってみるのが近道です。架空症例を使って、ケースノート5日分→初期評価レポート完成までを通しで体験できるPDF(全114ページ)を販売しています。次の実習までの「やること1つ」に据えるのにも向いています。
🧩 初期評価レポートPDFを見てみる(全114ページ・1,200円)※クレジットカードのほか、コンビニ払い・QRコード決済にも対応しています。
最後に(免責)
本記事は、理学療法士としての臨床経験および実習指導経験をもとに、実習後の振り返り方に関する一般的な視点を整理したものです。
振り返りの進め方や次に取り組むべき課題は個人の状況によって異なりますので、最終評価の内容について疑問や不安がある場合は、学校の教員や実習先の指導者にご相談ください。
なお、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、当方では責任を負いかねますことをご了承ください。
理学療法士 ユウセイ

コメント