
バイザーの指導が厳しくて、自分と合わない気がしています。他の学生の話を聞くと、優しい指導者の子もいて、正直つらいです。

その感覚、決して甘えじゃないよ。
ただ、実習という限られた期間だからこそ、『合う・合わない』をどう捉えるかで、残りの日々の過ごしやすさが大きく変わってくる。一緒に整理してみよう
まず「合わない」の中身を分ける
「相性が悪い」とひとくくりにする前に、原因を分けて考えることが大切です。
①指導スタイルの違い
細かく指摘するタイプ、放任気味で自分で考えさせるタイプなど、指導者にもスタイルの違いがあります。これは良し悪しではなく、単なる違いです。
②自分の準備不足へのフィードバック
「厳しい」と感じる指摘の中には、実は準備不足や理解不足への正当な指摘が含まれていることも少なくありません。感情的に「合わない」と処理する前に、指摘の内容そのものを一度客観的に振り返る価値があります。
③人間としての相性
言葉の選び方、表情、間の取り方など、単純に人としての相性が合わないケースも当然あります。これは誰のせいでもありません。
この3つを分けるだけで、「変えられること(自分の準備)」と「変えられないこと(相手の性格)」が見えてきます。
指導者の厳しさの裏にあるもの
臨床現場で長く働くと分かってきますが、実習で厳しく指導してくれた指導者ほど、後から振り返ると「一番力になった」と感じることが多いです。僕自身もそうでしたし、後輩たちを見ていても同じことを感じます。
厳しさの背景には、「対象者の身体を預かる仕事だから、甘くできない」という職業意識があることが多いと、指導する側になった今は感じています。優しさと厳しさは、指導への熱量の違いであって、対立するものではありません。
乗り切るための3つの視点
1. 指導は「あなたへの評価」ではなく「行動への指摘」と捉える
「使えない学生だと思われている」ではなく「この行動を直せば伸びる、と思われている」と読み替えると、受け止め方が変わります。
2. 期間には終わりがあることを思い出す
実習にはかならず終わりがあります。「一生この人と働く」わけではありません。期間限定と捉えるだけで、心理的な負担は軽くなります。
3. 学校の実習担当教員に早めに相談する
一人で抱え込むのが一番危険です。多くの養成校では、実習中に困ったことを相談できる体制が整えられています。「相性が悪いと感じている」と伝えるだけでも、対応してもらえる場合があります。人格を否定する言葉や、過度な長時間の拘束など、指導の範囲を超えていると感じる場合は、我慢する必要はありません。
まとめ
- 「合わない」を①指導スタイル②自分への指摘③人としての相性、に分けて考える
- 厳しさの背景には職業意識があることが多く、後から力になったと感じることも多い
- 指摘は「あなたへの評価」ではなく「行動への指摘」と読み替える
- 一人で抱え込まず、早めに学校の実習担当教員へ相談する
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最後に(免責)
本記事は、理学療法士としての臨床経験および実習指導経験をもとに、臨床実習における指導者との関わり方について、一般的な視点を整理したものです。受け止め方や対処法は個人の状況によって異なります。指導内容が不適切だと感じる場合や、心身の負担が大きいと感じる場合は、一人で抱え込まず、養成校の実習担当教員に早めにご相談ください。
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理学療法士 ユウセイ

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