車の運転中に左足に突然の不快感!?原因を骨盤と股関節から考える【CASE30】

医療者向け

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

今日はお悩みの方いませんね

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

うーん、、

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

どうしました?

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

なんか車に乗っていると、左の脛から足首にかけて

嫌な違和感があるんだよね

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

えっ!このコンテンツそんなパターンあるんですね

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

セラピストも人間ですもの、、

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

それもそうですね!

一緒に評価してみましょう

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

あ、僕のセリフ、、

自動車に乗っているとき、
お尻や足に違和感を感じたことはありませんか?

移動に車が欠かせないという方は、非常に多いのではないでしょうか。

筆者もその一人です。

運転中にお尻や足へ不快な感覚が出現すると、想像以上にストレスになります。

現在はセルフケアを行っているため、症状が出現することはなくなりました。

そこで今回は、
筆者自身が経験した症状と、その評価・対応について解説します。

この記事が、少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。

🔎 症状を確認する

自覚していた症状は以下の通りです。

  • 左殿部の重だるい違和感
  • 左下腿外側〜左足背部
  • 第4・第5足趾にかけての不快感

感覚としては、

👉 「ジワジワと虫が這うような嫌な感覚」

と表現できるものでした。

NRSは7程度と強い違和感でした。

🪑 運転姿勢を確認する

運転中の姿勢を観察すると、

  • 左肩甲骨:前方偏位
  • 右肩甲骨:後方偏位
  • 上部体幹:右回旋
  • 下部体幹・骨盤:左回旋

といった捻じれ姿勢が確認されました。


さらに骨盤を評価すると、

  • 左上前腸骨棘:一横指上方・後傾
  • 右上前腸骨棘:一横指下方・前傾

という左右差が見られました。

運転姿勢では、
両下肢を前方へ投げ出すような座位となります。

筆者は特に、

👉 左殿部へ体重が乗りやすい感覚がありました。

その結果、

  • 長時間運転で左殿部がだるくなる
  • 座り直しが増える
  • 不快感が徐々に増強

という状況が生じていました。

🧠 評価・仮説

今回の症状は、

  • 殿部
  • 腓骨神経の走行に近い領域

に沿って出現していました。

姿勢評価では、
上部体幹と下部体幹の捻じれが慢性的に存在。

さらに、

骨盤が左回旋している状態で
左下肢が前方固定されると、

👉 相対的に股関節内転・内旋位

を取りやすくなります。

補足※骨盤が左回旋しているのに対して左下肢をそのまま外転方向に誘導すれば、股関節は正中位をとれますが、足を置く位置は決まっているため相対的に内転・内旋傾向に。


梨状筋では〜中略〜股関節屈曲90°位では,股関節の伸展・外転・内旋作用の中で外転作用が主となる。

内閉鎖筋では,股関節屈曲0°位で股関節の内転作用もあるが,股関節屈曲90°位では股関節の外転作用に逆転する。¹⁾

建内宏重.股関節〜強調と分散から捉える.ヒューマン・プレス.2020,55-56.

上記の知見から股関節90°位では梨状筋・内閉鎖筋は外転作用が主となる筋の走行に偏位しているため、股関節を内転すると伸張ストレスを受けます。

つまり、

この状態で内転方向へ誘導されると、

👉 梨状筋・内閉鎖筋の伸張ストレスが増加

👉 筋緊張亢進

👉 坐骨神経への圧迫という流れが考えられました。

⚠️ 坐骨神経との関係

坐骨神経痛
坐骨神経の支配領域(殿部から下腿後面にかけて)の放散痛のこと.足先まで放散することもある.

大谷晃司(監修). 『病気がみえる vol.11 運動器・整形外科』第1版. 株式会社メディックメディア, 2017, p257.

坐骨神経が圧迫されると、

  • 殿部
  • 下腿外側
  • 足背

などに不快な感覚が出現することがあります。

今回の症状分布とも一致していました。

問題点に対するリハビリアプローチ

問題点

骨盤左回旋+左骨盤後傾」により運転中に左下肢が内転に強制される

👉結果梨状筋・内閉鎖筋の緊張が高まり、坐骨神経を圧迫している可能性あり

評価の結果、

✅ 左ハムストリングスの柔軟性低下
✅ 明確な左右差

を確認。

ハムストリングス短縮は骨盤後傾を助長します。
そのため左骨盤が後傾し、左回旋していたと考えられました。

ケアとして、ハムストリングスのストレッチを実施しました。

(前略)筋の伸張性が拡大するまでには10〜20秒必要で、30〜60秒間保持した場合には緊張力における伸張反射の促通効果は小さくなります。

竹井仁.正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書.ナツメ社.2015,91.

これらの知見から、

約30〜60秒を目安にストレッチを行いました。

✅ 結果


ストレッチ後再び自動車に乗ると、

  • 症状は緩和
  • NRS 7 → 2

まで改善。

さらに、

✔ 体幹の捻じれ
✔ 座位の安定感

も改善が見られました。

翌日も継続実施し、違和感はほぼ感じなくなりました。

🚗 追加で気づいた点

  • ハンドル操作の癖
  • 右手優位の運転姿勢

も骨盤回旋の一因と考えられました。

現在は、

✅ 姿勢意識
✅ ストレッチ継続

による予防を行っています。

📝 まとめ

今回は、
筆者自身が経験した運転中の違和感について解説しました。

1.運転中に左殿部〜下腿外側・足背へ不快な違和感が出現
2. 姿勢評価で「体幹の捻じれ+骨盤左回旋」を確認
3. 股関節内転ストレスにより梨状筋・内閉鎖筋の緊張亢進を仮説
4. 左ハムストリングス短縮に着目しストレッチを実施
5. 症状はNRS7→2へ改善し、継続で違和感は消失

人を支える仕事をするうえで、

👉 自分自身のコンディション管理も重要

だと改めて実感しました。

自動車移動が多く、

✔ 足の違和感
✔ お尻のだるさ

を感じる方は、

股関節・骨盤・筋の柔軟性にもぜひ目を向けてみてください。

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最後に(免責)

本記事は一般的な情報提供を目的としています。

目の前の患者さんへの適応可否は、各自の評価と専門職としての判断に基づいて実施してください。

患者さん一人ひとりで疾患・既往・身体特性が異なるため、記載内容がすべての方に同様の効果をもたらすとは限りません。

本記事を参考にして生じた損害等について、筆者は一切の責任を負いかねます。

あらかじめご了承ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

以上、ユウセイでした。

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