
あたた、首がこれ以上反れないわ

その姿勢だとそれ以上反れないですよ?

え?どういうこと?

今、猫背になってますよね?
猫背だと首を反らせようとしても、背骨が動かないですよ

え?どういうこと?
リハビリ中に何気なく行った会話ですが、とても頻繁に聞かれます。
思った以上に首を後ろに反らす事ができず、悩んでいる方が多いのだと実感しました。
そこで今回記事にする事にしました。
この記事が皆さんに少しでもお役に立てたら幸いです。
首の動きは全身に繋がる
首を後ろに反らせてみます。

首を反らせると、最初は首だけが動いています。
しかし反らせる角度が増えてくると、胸が張ってきませんか?

これは首の動きに合わせて、背骨が動いたという事です。
実は背骨が協力して動いてくる事が、首の可動域に寄与します。
背骨の動きが無いと、首だけの動きになってしまい角度が出にくいのです。
首を後ろに反らした際に、胸が張ってくるような感覚がありますか?

もし首を後ろに反らす事ができない場合、背骨が動いていないかもしれません。
この前提は首の関節を手術したり、背骨を手術していない人に限ります。
もし首や背骨を手術した経験をお持ちの方は、安易に動かすのは危険である場合があります。
その場合は主治医、リハビリの先生に相談してみられると良いですよ。
首を反らせる時に気をつけるべき姿勢とは?
首を反らせる際に天敵になるのが猫背です。
猫背のまま首を反らせても、背骨が反るのが難しくなります。
その為できるだけ猫背を、解消しておく必要があります。
勘違いして頂きたくないのですが、何もまっすぐ伸ばしてほしいという訳ではありません。
ほんの少し背骨が反るようになるだけでも、首が反りやすくなる事があります。
その為変形によって背筋を起こす事が難しくなった方でも、背中の筋肉が少し働くだけで効果がある場合があります。
無理なく背筋を伸ばしてもらえたらと思います。
ここでポイントをお伝えしたいのですが、背筋を起こそうとすると腰だけ過度に伸びてしまったり、頭だけが反ってしまう方がおられます。


必要な動きとしては、背骨が全体的に反っていく動きになります。
次の項で対策を解説します。
首を反らせやすくする為の対策
首を反りやすくする為に、背骨が反っていく動きが重要です。
首が反る際には頭・首・胸・腰と順々に反っていきます。
つまり頭・首ときて、胸が反らないとそこで動きが止まってしまいます。
頭・首は動くけど、胸で動きが止まってしまっている方が非常に多いです。
もしくは胸が反らないので、腰が過度に反ってしまうこともあります。
胸を少しでも張る事が出来れば首の負担を軽減し、反らしやすくする事ができるかもしれません。
練習としては肩甲骨と肩甲骨を背骨に寄せるように動かしてみましょう。
必要な動きが出やすくなります。

人によっては胸が張るような感覚を持つ方も少なくありません。
痛みが出る場合は無理をせず、少しずつ肩甲骨同士を寄せるように動かしてもらえたらと思います。

すぐ反応が出る方がおられますし、徐々に反応が出る方もおられます。
無理のない範囲で、肩甲骨を寄せる運動を繰り返してみてください。
特に普段猫背の方は、肩甲骨が動く感覚が分からない場合もあります。
その際は鏡などを使って、動きを確認しながらされると良いかもしれません。
まとめ

今回は首を反る際に、背骨の動きの重要性を解説しました。
首が反れない場合は、胸が反れていない事が多いと感じます。
普段から猫背でいる方は特に胸を反る機会が少なくなります。
是非無理のない範囲で肩甲骨同士を寄せて、筋肉を動かしていきましょう。
胸を少しでも張る事が出来れば、首の負担を軽減し反らしやすくなるかもしれません。
「首が反れない」と感じる方は、姿勢の崩れや筋肉のこわばりが関係していることがあります。
以下の記事も参考に、日常生活でできる対策を見つけてみてください。
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首の動きの悪さと同様に、立ち上がり時の膝の痛みも姿勢や関節の使い方が関係します。動作に伴う痛みの原因と改善策を紹介しています。
最後に
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
この記事を参考にされる際は、決して無理をせず、痛みのない範囲で活用してください。
なお一人一人、疾患、既往歴、身体的特徴等は異なる為、万人に対して、症状の改善・予防を担保できるものではございません。
利用者が当サイトを閲覧し、その内容を参照したことで何かしらの損害を被った場合でも、当サイト管理者は責任を負いかねますのでご容赦下さい。
それらを踏まえた上で、参考にして頂ければ幸いです。
以上、ユウセイでした。

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