その表現、実習指導者に直されます。ケースノートNGな話し言葉7選

学生・若手
学生ユウセイ
学生ユウセイ

ケースノート、内容より先に「言葉づかい」を直されました…

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

あるあるだね。実は指導者が最初にチェックするのは、話し言葉が混ざってないかなんだよ。

ケースノートで最初につまずくのは、実は内容ではなく「言葉づかい」です。
話し言葉のまま書いてしまうと、内容が良くても幼い印象になり、指導者の赤ペンが入りやすくなります。

この記事では、実習指導の場面で実際に直されることが多い話し言葉を7つ厳選し、書き言葉への直し方を紹介します。実習前のセルフチェックに使ってください。

この記事でわかること

・ケースノートで話し言葉がNGな理由
・直されがちな話し言葉7つと書き換え例
・提出前のセルフチェックのコツ

なぜ話し言葉だとダメなの?

ケースノートは自分用のメモではなく、指導者や他のスタッフも読む「記録」です。
就職後はカルテという公的な記録につながるため、実習の段階から書き言葉のルールが求められます。

話し言葉が混ざっていると、それだけで「記録として読めない」と判断され、内容の評価まで進まないことも。逆に言えば、言葉づかいを整えるだけで、同じ内容でも評価は変わります。

直されがちな話し言葉7選

① 見れた・取れた(ら抜き言葉)
NG:立ち上がりが見れた
OK:立ち上がり動作を観察できた/観察された

② ちゃんと・しっかり
NG:ちゃんと歩けていた
OK:安定した歩行が可能であった

③ 〜みたいな・〜っぽい
NG:痛みをかばうみたいな歩き方
OK:疼痛回避様の歩行を認めた

④ すごく・かなり(程度のあいまい表現)
NG:すごく痛がっていた
OK:強い疼痛の訴えあり(NRS 8) → 可能な限り数値で示すのがポイント

⑤ でも・だから(接続詞)
NG:でも痛みは出なかった
OK:しかし疼痛の出現は認めなかった → 「なんでかっていうと」→「なぜなら」も同様

⑥ やる・やってもらう
NG:ROM訓練をやった
OK:ROM運動を実施した

⑦ たぶん〜だと思う
NG:たぶん筋力低下が原因だと思う
OK:筋力低下が原因と考えられる/〜が示唆される → A(評価)で多用しがち。根拠とセットで断定を避けつつ言い切る形に

提出前のセルフチェックのコツ

書き終えたら、一度声に出して読んでみてください。「友達との会話で使う言葉」が出てきたら、それが話し言葉のサインです。

慣れるまでは、この記事の7つを提出前チェックリストとして使うのがおすすめです。

📄 書き言葉のルールを体系的に身につけたい方へ

このPDFでは、書き言葉と話し言葉の違いを「文体・語尾・主語述語・接続詞・感情表現」の5つの観点で整理した対照表に加え、架空症例のケースノート実例を掲載・解説しています。

ケースノートPDFを見てみる(全72ページ・800円)

まとめ

今回はケースノートで直されがちな話し言葉を7つ紹介しました。
言葉づかいは、内容以前の「読んでもらうための入場券」です。
実習前に一度チェックしておくだけで、指導者とのやり取りが内容の議論に集中でき、実習の学びが深くなります。

コツコツ整えていきましょう。

🩺 医療者・学生の方へ

「ケースノートって、どう書けばいいんだろう…」 そう思いながら、実習初日を迎えようとしていませんか?

書き方を誰かに教わった記憶がない。
実習前、ケースノートの書き方に戸惑う方は少なくありません。
そんな方のために、情報収集→評価→記録の流れを実習前に一度体験できるPDFを用意しています。

📄ケースノートPDFを見てみる(全72ページ・800円)

💳 コンビニ払い・コード決済にも対応/リンク先はSTORESの販売ページです。

🔗あわせて読みたい

PT実習の準備まとめ
見通しが立つと、不安は減ります 。この記事では実習の準備として役に立つ知識をまとめて公開しています。

ケースノートって何を書く?現場で使える記録のコツと実例を紹介
SOAP法の基本と実例はこちらで解説しています。

最後に(免責)

本記事は、理学療法士養成課程における実習指導の経験をもとに、ケースノート作成時に見られやすい言葉づかいの傾向と、その改善方法について一般的な情報を提供するものです。

記事中で紹介した表現例は、あくまで一つの書き換え方の例であり、実習施設や指導者によって指導方針・記録様式が異なる場合があります。
実際のケースノート作成にあたっては、必ず所属施設・実習先の指導者の指示に従ってください。

なお、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、 当方では責任を負いかねますことをご了承ください。

以上、理学療法士 ユウセイでした。

コメント