こんにちは、ユウセイです。
理学療法士として病院・施設・在宅と関わりを持ち、経験も10年以上になりました。
今はその経験を活かして理学療法士としての治療と考え方を日々発信しています!
デイリーノートって実習で初めて聞く言葉ですよね。
そうだね。簡単に言うと、その日学んだことや日程を書き記したものだね。
デイリーノートは、施設ごとで書き方や各項目が若干違うも、その日のスケジュールや患者さんの見学についた際に、気づいたこと、学んだことなどを書面に起こして提出するものになります。
このデイリーノートは筆者が学生の時はそこまで重要視していませんでしたが、学生を指導する立場になったときにとても評価されるものだと気づきました。
今日はこのデイリーノートについて詳しく解説します。
デイリーノートを書いてもらう理由
デイリーノートを学生に書いてもらう理由を以下の3点に分けて説明します。
実習に対しての本気度を知れる
実習に対しての本気度がみられる点が挙げられます。
レポートと違い、デイリーノートは本人の主観的な考えや感想でまとめられます。
本人の頑張り次第で濃い内容にする事もできれば、薄い内容にすることもできます。
文章を沢山書かなければならない訳ではありませんし、レポートと比べ作成の難易度が低いのは事実。
提出ができないとは考えにくいと実習中は判断されやすいです。
そのためデイリーノートが提出できないと、あまり実習に意欲的では無いのかなと判断される可能性があります。
そのため、デイリーノートは必ず提出できるように心がけましょう。
学生が実習を通して何を感じているのかを知れる
以前よりも学生とのコミュニケーションの時間は短縮されています。
現在は就業時間が終われば学生も帰宅させるとルールになっていますから、就業時間後に学生から話を聞くといったような事は許されていません。
そのため学生が何を考えているのか、指導する先生は情報を得る機会が少なくなりがちです。
その際にデイリーノートで今何を感じているのか、考えているのかを知ることができる訳です。
指導する先生はその内容を確認し、個人に合ったアドバイスを提案することができます。
そのため、学生の皆さんは、疑問に思ったことがあれば、文章に起こしてみて、質問してみてください。
気になっていた部分が解決するかもしれません。
学生がどんなことに興味を持ち、将来どう考えているのか知れる
学生の時は今後どのような職場で働くかは1度は悩む部分であると考えます。
現場で働いている先生方の中には転職をして今の職場に勤めている方もおられます。
例えば以前はクリニックで働いていて、スポーツ中心に見ていた方もおられますし、総合病院で働いていて脳卒中の患者さんを主に見ていた先生と背景は様々です。
デイリーノートでどういった分野に興味があるのか、指導する先生が知ることができれば、そういった先生から話を聞くチャンスももらえるかもしれません。
可能であれば、調べ物などをデイリーノートに挟んで、自分が興味がある分野について尋ねてみるのも1つです。
ただ実習での状況にあまりそぐわない調べ物は敬遠されてしまうかもしれません。
もしスポーツに興味があるのなら、スポーツ選手のリハビリを見学した後などにその分野での調べ物を挟むと良いでしょう。
評価・治療の引き出しを増やせる!
実習での評価治療の経験は、就職した後の実力に直結します。
実習の姿が1年目の姿になります。
つまり実習でどれだけ積極的になれるかが大きなポイントとなります。
その際にデイリーノートを活用すると非常に多くの情報を集めることができます。
筆者の経験では筆者が指導を担当していた場合でも別の先生から学んだ感想を書いていれば、その先生に詳しく学生に話をしてもらえるようにお願いすることもあります。
また指導する先生にとっても経験年数が長くなればなるほど、他の先生から意見を聞く機会が少なくなりがちです。
そういった際にデイリーノートで確認させてもらい、新たな情報を学ぶことができます。
つまり学生も指導する先生もメリットがあるわけです。
個人的な話になりますが、こういった背景もあるためデイリーノートを頑張ってくれる学生さんは非常に好印象です。
まとめ:デイリーノートで評価も実力もアップしよう
今回はデイリノートの重要性について解説しました。
デイリーノートは指導する先生が重要視している提出物の一つです。
実習の合否に大きく影響しますので、力を注ぐメリットは十分あると考えます。
指導担当の先生がデイリノートを学生に書いてもらう理由は以下の通りです。
また学生にもメリットの大きい提出物です。
分からないことを質問するのはもちろんのこと、自分が今後活躍したい現場での情報なども質問できます。
とはいえ現場にあった質問を心がけましょう。
高齢者施設での実習中にスポーツ患者の質問をしても、質問がマッチしていません。
この実習地に不満があるとも捉えかねられません。
誤解を招かないように実習している場所にあった質問を心がけましょう。
以上、ユウセイでした。
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