お尻がだるくて歩きにくい…原因と日常でできるケア方法をわかりやすく解説

一般の方向け
タケシさん
タケシさん

なんだかだるいな

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

体がだるいんですか?

タケシさん
タケシさん

歩いているとお尻がだるいんだ

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

それは困りますね

最近、「歩くとお尻がだるくなる」と訴える方が増えてきたと感じます。

お尻がだるくて、長時間歩くことができないという方も少なくありません。

中には「腰の神経から来ているから仕方ない」と言われる場合もあります。

確かにその可能性もありますが、歩行時の姿勢が原因でお尻に負担がかかっているケースも多く見られます。

今回は、歩くとお尻がだるくなる原因と、自宅でできるケア方法について解説していきます。

お尻がだるくなるのはなぜ?考えられる原因と体への影響

なぜお尻がだるくなってしまうのか

歩いている時に、このような姿勢をとっている方はありませんか?

歩いているときに、くの字になって下を向いて歩いている方は少なくありません。

前を見ようと頑張っているんだけど、自然と下を向いてしまう。

こういった方によくある特徴として、踵に体重が乗っていることがあります

そもそもつま先に体重が乗っているのか、踵に体重が乗っているのか、よく分かっていない方も意外と多くおられます。

ここでポイントなのが踵に体重が乗ってしまうと、自然と股関節が曲がりやすくなることです。

もしよろしければ実際にやってみてください。

バランスに自信がない方は、何か支えになるものが近くにある状態で行ってみてください。

逆につま先に体重が乗っていくと、背筋が起きてくる感覚は無いでしょうか。

実は踵に無意識に体重が乗っていると、体が前に倒れてしまうのでその前に倒れた体を支えようとして、腰やお尻のだるさが出てしまうことが少なくありません

もし立っていてつま先に体重を乗せようとしてもよく分からない。

そういった感覚がある方は、つま先に意識を向けるチャンスかもしれません。

ではケアに移っていきましょう。

ケアに移行する前に!!

今回ご紹介するケアは腰やお尻に強い痛みや強いしびれがない方を対象にしています。

もし現在腰やお尻に強い痛みや強いしびれがある場合、ちょっと気になるなぁと感じる症状がある場合には、セルフケアを始める前に医療機関での評価を受けることをお勧めします。

ご自身の体を守るためにも無理せず慎重に取り組んでいきましょう。

お尻のだるさをやわらげるケア方法|自宅でできる簡単ストレッチと運動

今回は右のお尻にだるさがあるとしましょう。

そういった方の傾向として、右の踵の感覚は分かりやすい、しかしつま先に関しては体重が乗ったり触れられたりしている感覚が分かりにくい事が多いです。

そのためつま先に感覚を入れていくことが重要になります。

皮膚に問題がなければ、タオルなどでつま先を擦っていくことを試してみてもいいかもしれません。

もし皮膚が弱い方や荒れている方に関しては、タオルを使ってしまうと刺激が強く、皮膚を痛めてしまう場合があります。

そういった方は自分の指を使って、擦っていきましょう。

触られていると感じられる力で圧しながら擦ってください。

体重が乗る感覚というのは言い換えれば、圧力を感じとっているともいえます。

痛みのない範囲で感覚を入れてあげてください。

そして1番重要なポイントは、擦られていた感覚が手を離しても残っていることです。

人によってはジーンとした感じやそわそわとした感じなど様々です。

とはいっても触られていた感じが残っているなら、準備オッケーです。

その状態から座った状態で体を前に倒していきましょう。

その時に擦った感覚が残っているつま先の部分に体重を乗せていきます。

この時に踵が浮きやすいので気をつけてください。

大事なのは足全体で体重を支えていくこと。

その時につま先にも体重が乗っていることです。

今までは踵に体重が乗りすぎていましたので、足全体で支えるためにつま先に乗せていく意識があると良いです。

もしつま先でも踏ん張れ、足全体で体重を支える感覚が分かってきたら、そこから立ってみましょう。

立った状態でその擦った部分に体重が乗っていますか?

乗っているならばうまくいっています。

もし辛くない方であれば、壁に背を当てつつ、体重を乗せる練習をしてみましょう。

その時に背中を壁に近づけたり、離したりすることでつま先、踵に体重移動が起きやすくなります。

つま先と踵に交互に、体重を乗せるように練習してみてください。

もし壁にもたれるのが辛い方であれば、何か支える物を持った状態でも構いません。

支えるものを持った状態で、無理ない範囲で背筋を伸ばしていきましょう。

そこからつま先、踵と交互に体重移動を意識して行ってみてください。

つま先に体重が乗ることで体が前に倒れにくくなり、お尻のだるさが軽減する方もおられます。

またつま先に体重が乗ることでふくらはぎの筋肉が鍛えられ、徐々にだるさが軽減してくる方もおられます。

ぜひ無理のない範囲で行ってみてください。

まとめ

今回は、歩くとお尻がだるくなる原因と、自宅でできるケア方法について解説しました。

お尻がだるくなると、歩くこと自体がつらくなりますよね。

友達と一緒に歩いていても、相手に気を遣わせてしまい、外出の意欲が下がってしまうこともあります。

もし「つま先で踏ん張る感覚」がないのであれば、姿勢の崩れが原因でお尻に負担がかかっているのかもしれません。

ぜひ一度姿勢をチェックし、無理のない範囲でケアに取り組んでみてください。

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最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を参考にされる際は、決して無理をせず、痛みのない範囲で取り入れていただければ幸いです。

なお、疾患・既往歴・身体的な特徴は一人ひとり異なります。
そのため、本記事の内容がすべての方にとって効果的であるとは限らず、改善や予防を保証するものではありません。

また、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、当方では責任を負いかねますことをご了承ください。

それらを踏まえたうえで、ご自身の判断で無理のない範囲で活用していただければと思います。

以上、ユウセイでした。

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