
歩く時に家族が後ろから手を持ってくれたんだけど、
歩きにくかったわ

そうですよね!(自分はどうしてるかな、、)

こういう時は相手に合わせられるといいね!
手を持ってほしいと言われた時、どの位置で手伝ったらいいのか迷った経験はありませんか。
ハナさんは足どりが不安定で、右手で杖をつき屋外を移動します。
この時に左手を支えてもらうと、歩行が安定することがあります。
しかし支える人の位置どりによっては歩きにくくなる事があります。
今回は相手の姿勢に合わせての介助の位置どりを解説します。
どこから支えるのが良いの?
杖を持っている方に関しては筆者は横に並び、支えることが多いです。
今回のハナさんの場合では左手を支えるため本人の左横〜やや後方に位置どります。

支える手が左手の場合は介助者は左手で握ります。
右手はバランスを崩してしまったときのために腰からお尻近くにすぐに支えられるようにしておきます。
前すぎても、後ろ過ぎても歩きにくい場合があります。
今回ハナさんは外出時に左後ろから手を支えてもらったとの事でした。
しかし本人の話を聞く限り、後方過ぎた可能性があります。
前に歩いていきたい時に、左後ろに介助者が位置しすぎると身体が捻れてバランスが崩れてしまいます。

後ろに引っ張られるのが続くと後方にバランスを崩す、もしくは踵に体重が乗りすぎて膝に痛みが出てしまったり、足が疲れてしまったりすることがあります。
逆に前すぎると前方につんのめるようになってしまい、人によってはすくみ足やつまづいてしまうこともあります。
少しのことですが、介助者の位置どりで本人にかかる負担が変わります。
例外として、背中が丸まっていて、普段から歩行器などを使っている場合は前から介助する場合が歩きやすいことがあります。

前に支持物を持つ事に慣れている方は、前方に重心が偏りやすくなります。
その為前にいると安心される場合もありますので、ケースバイケース。
ただ、介助者は後ろ歩きになる為、慣れていないと歩きにくいことも。
自転車や車がきていないか十分に注意してください。
まとめ

今回は、杖を使用して歩く方への介助者の位置どりについて解説しました。
介助者の立つ位置は、本人の歩きやすさに大きく影響します。基本的には本人の横〜やや後方に位置し、支える手と反対の手はすぐに腰・お尻を支えられるよう備えておくことが大切です。
位置が後ろすぎると身体が捻れてバランスを崩しやすくなり、踵への過剰な荷重や膝の痛み・疲労につながることがあります。反対に前すぎると前方につんのめりやすくなり、すくみ足やつまづきのリスクが高まります。
ただし、背中が丸まっていて歩行器などの前方支持物に慣れている方は、前から介助する方が歩きやすい場合もあります。介助者が後ろ歩きになる点には十分注意が必要です。
介助の位置どりに「絶対の正解」はなく、目の前の方の姿勢や歩き方に合わせて柔軟に調整することが、安全で快適な歩行介助の鍵となります。
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最後に(免責)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を参考にされる際は、決して無理をせず、痛みのない範囲で取り入れていただければ幸いです。
なお、疾患・既往歴・身体的な特徴は一人ひとり異なります。
そのため、本記事の内容がすべての方にとって効果的であるとは限らず、改善や予防を保証するものではありません。
また、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、当方では責任を負いかねますことをご了承ください。
それらを踏まえたうえで、ご自身の判断で無理のない範囲で活用していただければと思います。
以上、理学療法士 ユウセイでした。

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