ものを持ち上げると腰が痛い…原因と体にやさしい動き方をわかりやすく解説

一般の方向け
タケシ
タケシ

ふっ!ふぅ〜

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

頑張っておられますね

タケシ
タケシ

いやいや、最近荷物を持つと腰が痛いね

1年目ユウセイ
1年目ユウセイ

そうなんですか!

タケシ
タケシ

やっぱり歳だね

10年目ユウセイ
10年目ユウセイ

タケシさん!荷物を持つときの姿勢がよくないですよ

タケシ
タケシ

そうなんですか?昔からこのやり方で気にしてなかった

日常生活の中で、かがんで物を持ち上げる場面は意外と多いものです。

宅配の荷物や洗濯物の入ったカゴなど、何気ない動作の中に腰への負担が潜んでいることもあります。

実は、ちょっとした体の使い方の違いで、腰にかかる負担が大きく変わってくるのです。

今回は、物を持ち上げると腰が痛くなる原因と、体にやさしい動き方のコツをわかりやすく解説します。

どんな姿勢が腰に負担をかける?痛みを招く動きの特徴とは

物を持ち上げる時に負担がかかってしまう姿勢とはどんな姿勢でしょうか。

結論としてこの姿勢です。

この姿勢で物を持ってしまう事はありませんか?

筆者も気をつけないと、勢いでよくやってしまいます。

ですがこの姿勢は案外危険です。

この姿勢は身体が前に倒れています。

そのため腰は前に倒れた体、頭を支えないといけません。

その為何も持っていなくとも、腰には負担がかかっています。

ここで物を持つとなると、手を使います。

そうなると身体、頭に加えて手の重量を支えないといけなくなります。

その後物の重量も加わる訳ですから、腰から悲鳴が聞こえてきそうですね。

腰痛を防ぐために知っておきたい体のしくみ|姿勢と筋肉の関係を解説

対策として知っておきたい知識をお伝えします。

例えば、、

ある日釣りをしようとして、畳まれている竿の重さと、ロッドをのばした後では重みが違うと感じませんか?

はたまた子供を抱っこしていて自分の胸元に近づけているのと、肘を伸ばして抱っこしているでは同じ重さですが、感じる重さが違いますよね?

このように支える関節から、支えたい重量との距離が長ければ長いほど、支える関節への負担が大きくなります。

今回の荷物を持ち上げる場合、腰が支える関節になります。

そのため、方法を誤ると腰痛に繋がりやすくなります。

腰にやさしい持ち上げ方とは?痛みを防ぐための動作の工夫

先程説明をしていた時に、ピンとこられた方もおられるかもしれませんね。

そうです。片膝をついてしまえばいいのです。

片膝をついてしまえば、腰から頭・手までの距離を短くすることができます。

体に至ってはお辞儀することもありませんので、腰への負担を減らすことができます。

でも、膝が痛くてしゃがめない!そういう方もおられますよね。

膝をつくほど負担を軽減することはできませんが、お辞儀するときに少しだけ膝を曲げてあげると腰の負担が楽になります。

膝を伸ばしたまま体をお辞儀して、荷物を持つ時と膝を軽く曲げた状態での比較です。

膝を曲げることによって、太ももの裏のつっぱりが軽減し、股関節が曲がりやすくなっています。

股関節が曲がることによって、過度に腰が曲がらずにすみ、結果的に腰の負担を減らすことができます。

もし片膝をつくのが難しい場合は、軽く膝を曲げることも有効ですので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

今回はかがんで荷物を持ち上げる際に、腰に負担がかかるメカニズムと対策をお伝えしました。

今回は荷物を持ち上げる時と限定しましたが、炊事など体を前かがみにする時でも、膝を少し曲げると腰が楽になる場合があります。

日常生活の中で知らず知らずに、腰に負担がかかっていることが多いので、ぜひ参考にしてみていただけたら幸いです。

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最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を参考にされる際は、決して無理をせず、痛みのない範囲で取り入れていただければ幸いです。

なお、疾患・既往歴・身体的な特徴は一人ひとり異なります。
そのため、本記事の内容がすべての方にとって効果的であるとは限らず、改善や予防を保証するものではありません。

また、当サイトの情報を参考にされたことで生じた損害等について、当方では責任を負いかねますことをご了承ください。

それらを踏まえたうえで、ご自身の判断で無理のない範囲で活用していただければと思います。

以上、ユウセイでした。

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